時差 time difference 2005 11 3
アメリカからのニュースでは、
イラク戦争開戦に至る大量破壊兵器情報の問題が、蒸し返されています。
これは、私にしてみれば、「なぜ、今頃になって」という感じです。
ブッシュ政権における問題点は、このサイトで、
2003年2月頃から2003年末まで、集中的に掲載しました。
しかし、誰にも相手にされず、終わりました。
その問題が、なぜ、今頃になって、議論されているのか。
「アメリカ」と「私」では、時差が2年もあるのか。
今のアメリカは、そんな問題を議論している場合ではないのです。
表面的には平静に見えるアメリカ経済も、いつクラッシュしても、おかしくないのです。
財政再建、年金改革、税制改革、ハリケーン被害の復興、外交。
やることは、たくさんあるはずです。
過去に生きるのか、アメリカ。それとも、未来に生きるのか、アメリカ。
私は、9.11も、アフガニスタン戦争も、イラク戦争も、よく知っています。
しかし、今さら追求しても、意味がないことです。
過去の問題よりも、未来の問題を解決すべきです。
GM 2005 10 28
アメリカの株式市場では、GMの行く末を案じているでしょう。
しかし、そんなに、心配することはないのです。
自動車の歴史は、意外に短命です。
それは、今のように、石油を浪費していると、すぐに資源が枯渇するからです。
もちろん、その前に、地球環境に異変が起きます。
原油 crude oil 2004 2 12
今日(2004年2月12日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「昨年の原油需要 中国、日本を抜く」
「専門家によると、
『現在、中国の一人あたりの石油消費量は、日本の1割程度。
それが、世界平均である中南米並みになれば、
中国全体の消費量は、全欧州を上回る』と試算。
『一人あたり消費量が、現在の韓国の4割程度になった段階で、
全体の消費量が、アメリカを上回る』と分析する。」
2004年9月15日号のニューズウィークには、このような記事があります。
「原油高の真犯人は、サウジではなく、SUV車」
「不安定な中東情勢や中国の需要増以上に、
原油価格を押し上げている最大の原因は、アメリカ人の無駄遣いだ。」
「経済が回復したから、石油の消費量も増えたのか。」
「いや、アメリカの道路を走る自動車の燃費効率が、
この20年で大幅に悪化したからだ。」
「その元凶が、SUV(スポーツユーティリティー車)だ。」
「90年には、アメリカ人の保有する車の5%にすぎなかったSUVが、今は55%を占めている。」
「ばかげた法律のせいで、SUVはトラックに分類されるため、
乗用車に適用される省エネ基準を満たさなくていい。」